第3回 審尋 報告
川内原発:運転差し止め仮処分申請 次回結審の可能性 第3回審尋 /鹿児島
毎日新聞 2014年10月25日 地方版
九州電力川内原発の運転差し止めを求める原告団の一部が、九電を相手取り再稼働しないよう求める仮処分申請の第3回審尋が24日、鹿児島地裁(前田郁勝裁判長)であった。次回11月28日に結審する可能性が高い。
審尋は非公開で開廷され、住民側弁護団らによると、住民側は巨大噴火の可能性などを主張。九電側は耐震安全性などを訴えた。
住民側は「運転期間中の破局的噴火の可能性は十分低い」との九電側主張に対し「明確な周期性はなく可能性は小さいとはいえない」と指摘した。九電 側は「基準地震動を過小評価している」との住民側指摘について「地域的特性を反映させた評価を行っている」と反論した。【土田暁彦、杣谷健太】